どのようにしたら英語が話せるようになりますか?」これから
英会話を始めようとする生徒からよく訊かれる質問です。これまでも

このコラムで外国語学習法について取り上げてきましたが、もう一度
書きたいと思います。

 言葉の習得には、意味のあるインプットとアウトプットの繰り返し
が必要です。音声言語においてのインプットとは聞くこと、アウト

プットとは話すことです。文字言語においてのインプットとは読むこと、
アウトプットとは書くことです。言語が話されている国で、母語と

して学ぶなら、音声言語のインプットとアウトプットは日常生活の
中で自然に充分行われます。しかし文字言語は、母語といえども

学習して習得しなければなりません。どの国でもそれを学校教育が
担っています。ですから、様々な理由で学校教育が受けられず、

文字の読み書きができない人々が地球上には多くいます。それでは
私たち大人が、英語が日常言語として使われていない日本で、英語

を習得するにはどうしたらいいのでしょうか。まず、インプットが
充分なされない限りアウトプットはできません。水がバケツに少し

ずつ溜まり、一杯になってやって溢れ出すように、言葉のアウト
プットも充分なインプットを待たねばなりません。英語を喋るため

には、英語を沢山聴く必要があります。英語を聴くことはお家で
一人でもできますので、週に平均1回か2回しかないレッスン中に、

聴く練習をするのは時間が惜しいです。もちろん毎日スクールに通う
ことができる時間とお金に余裕のある生徒は、レッスン中に聴く練習

をすることも有効です。スクールのレッスンではお家で沢山インプット
したものをアウトプットするようにしましょう。文字言語においても

同様です。文法を日本人の優れた先生から習いましょう。その文法の
知識を使ってできるだけ多くのものを読みます。そのようにして充分

インプットしたら、英作文をします。そして自分が書いたものをスクール
のレッスン中にネイティブの先生に添削してもらいましょう。そして

それを声を出して何度も読んでみましょう。このように効率的にイン
プットとアウトプットを行うことが、大人が自国にいながら外国語を

習得するおそらく唯一の方法ではないでしょうか。実際に外国語を習得
した生徒達は、上記のような努力を効率的に日々行っています。

 皆さんも楽しく学ぶ工夫をなされてください。楽しいもの、好きな
ものは、皆さん上達します。それに外国語を使って利益、特に金銭的

利益が得られるなら、素晴らしく上達します。次回は、「外国語を生
かす方法」について書く予定です。