昨年4月13日付けのメルマガ81号に、英文の読み書きに重点を
置いた「小学生ESLクラス」開設のコラムを書きました。それで

この新しい試みを始めてからもうすぐ1年が経ちますので、その後
の経過及び成果について書きます。当初、「英会話クラス」と同じ

ように、「ESLクラス」も生徒たちそれぞれの年齢と英語力に
応じて細かく対応できるようにと、6段階のレベル別クラスを

準備しておりましたが、初年度はレベル3とレベル4の二つの
レベルのクラスのみでの開講となりました。

 実際のクラスでの60分間のレッスン内容は以下のようになります。

1. 復習を兼ねた挨拶や会話
2. 英単語・英文の書き取り
3. 新分野の学習(単語・センテンス・文法・リーディング・ライティング)
4. チャンツ
5. フォニックス
6. 物語の音読
7. 既学習事項を使ったゲーム

 上記の学習を英語のみを使って楽しく行います。大切なことは
楽しく学ぶということですが、生徒たちはレッスンも宿題もよく

頑張ってくれました。1年を経過した学習の結果として言えることは、
まず生徒たちの英文を読む力が飛躍的に付いてきたことです。

また、夏が終わり6ヶ月ほど経ったころから、教わったパターン
センテンスを使うのではなく、生徒たちは自らが考えたセンテンス

(文法的な間違いはありますが、意味は通じます)を使って英語
でコミュニケーションをしようとするようになって来ました。

これは驚くと同時に大変嬉しいことでした。何故ならこんなに早く、
成果が出るとは予想以上だったからです。そこでその生徒たちの

変化の理由を考えたのですが、やはり最初の目論見通り、効果が
あったのは、それぞれのレベルに合った英文の音読をたくさん

行ったからだと思います。次に書き取りについては、個人差が
大きいです。書くことに興味のある生徒は家庭で勉強してくる

のですが、関心がない或いは少ない生徒にとっては、発音とスペル
が必ずしも一致しない英単語や英文を書くのは苦手のようです。

私もそのような生徒には、励ましはしましたが、苦手意識を持って
もらいたくなかったので、強制はしませんでした。しかしこの学習も

日本の子供たちが漢字を学習するのと同じように、時間をかけて
少しずつ指導していきたいと思っています。大切なことは外国語を

学ぶことや使うことに対する子供たちの興味を引き出し、それを
上手に育てて行くことだと考えています。また、我々教師は教える

ことに熱心ですが、生徒の立場に立ってさらに楽しく学べる工夫も
必要です。以上1年を経過した感想です。今後も試行錯誤は続いて
いきます。