英会話スクールを経営して17年目に入っています。そしてこの
2・3年思うことですが、このごろ英会話講師募集に応募してくる

ネイティブ講師たちの質が落ちているような気がしていました。
これまでその理由がよく分からなかったのですが、最近ある記事を

読み納得がいきました。その記事によると、ソ連崩壊やインター
ネットの普及により、経済や情報のグローバル化が一気に進んだ

結果、非英語圏の国々では官民ともに、英語の必要性が増大し、
それらの国々でネイティブの英語講師が大量に求められており、

良いネイティブ講師の数が絶対的に足りなくなっているとのことです。
その影響が私たちの様な日本の小さなスクールの講師採用にも

及んでいたのでした。世界は本当につながっています。英語を
使える日本人が必要とされていること、そしてこれからその必要性は

ますます増大していくことは、このコラムでもこれまでも何度も
繰り返し指摘してきましたが、それは日本だけではなく、韓国や

中国・タイ等アジア各国、またヨーロッパの母国語がラテン語系
の国々、そして南アメリカ各国と、その他様々な非英語圏の国々

においても事情は同じなのです。日本人が非英語圏に出かけて、
現地の人々と話す言葉も、多くが英語なのです。実際、私も

インドネシア人の友人リーとのメールは英語です。現在は世界の
あらゆるところでイングリッシュ・スピーカーを養成するために、

ネイティブの英語講師が求められています。ネイティブスピーカー
は沢山いますが、教える能力のある優れたネイティブスピーカー

の数は限られています。そこで当然需給のバランスが崩れて来て
いるのです。これまでは比較的経済的に豊かだった日本に多くの

ネイティブ講師たちがやって来ていましたが、これからは日本以外
の非英語圏で、英語を教えたいと希望するネイティブたちも多く

なります。いや現にそうなってきています。こうなるといよいよ
如何に優れたネイティブ講師を採用するかが、スクールの成否を

決定するポイントになってきます。現在の私たちのスクールの講師
たちは教育熱心でユーモアもあり、優秀な先生方ですが、上記の

ことを考えると、これからは講師の採用にはこれまで以上の慎重さ
とエネルギーを掛けなければならなりません。生徒の皆さんも、

やる気のない講師、怠惰な講師がいたら、そのことをスクールの
責任者にはっきり伝えましょう。そのことが生徒の皆さんの利益

にもなるし、外国語を学ぶとは自分の意見や考えをはっきり他者に
伝える能力を獲得するということでもあるのですから、あなたの

英語力の上達にも寄与します。頑張って下さい。