今年最後のコラムです。それで少し夢のある話を書きたいと思い
ます。強く願って持ち続けていたら夢は大抵は実現します。

このコラムでもこれまで数回、若い人々を対象にした留学や
ワーキングホリデイについて書いてきました。今回は定年退職したが

まだまだ元気だというシニアの人々のために、海外ロングステイ
について書きます。海外ロングステイとは、移住するのではなく、

あくまでも生活の基盤は日本に置きながら、いろんな土地を訪れる
ことを目的とした旅行というよりも、海外の1カ所に2・3週間

から3ヶ月間滞在し、そこで生活することを目的とした、滞在型
の余暇の過ごし方です。この3ヶ月というのは、多くの国でビザ

を必要とせずに日本人が過ごせる期間だからです。また、
オーストラリアやマレーシアなど幾つかの国では、政府の観光

政策としてシニア世代の外国人の滞在を奨励するために、いろいろ
条件はありますが、長期の滞在ビザが取れる国も在ります。

では現在、どのような国や地域に人気があるかと言えば、2004年
の統計ではオーストラリア、マレーシア、ハワイ、カナダ、タイ

の順になっており、12年前の1992年の統計ではハワイ、カナダ、
オーストラリア、米西海岸、ニュージーランドの順だったので、

人気も時代と共に変わってきてます。これは、我々日本人の求めて
いるものが変わってきていることの現れでしょう。では、海外

ロングステイの何が魅力なのか、それについて考えてみます。
まずは物価の安さではないでしょうか。東南アジアの国なら、

年金暮らしでも大きな家に住め、家政婦も雇えてゆったりした
生活が出来ます。自然もお金をかけずに充分満喫できます。

オーストラリアやカナダ、また全米1物価が高いといわれている
ハワイでさえ、日本と比較したら物価は随分安いです。では問題

はないのでしょうか。三つあります。一つは健康であること。
健康は絶対条件です。二つ目は治安です。日本も最近安全でなく

なって来ましたが、一般的に海外は日本の比ではありません。
例え高くても、住居は治安が良い安全な地区に求めなくてはなりません。

それも地区だけでなくそれぞれの通りの事情にも、通じていなく
てはなりません。犯罪に遭わないこと、これは海外生活をエンジョイ

するために大変重要なことです。三つ目は言葉の問題です。
現地に信頼できる友人が出来るか否か、このことがあなたの海外

ロングステイの成否を決める重要な要素となります。日常生活で
交流できる親しい現地の友人が出来るなら、あなたの海外ロング

ステイの質が相当上がります。そのためには言葉は重要です。
また、海外ロングステイを始めるための準備ですが、現地を短期

の観光でいいですから何回か訪れることと、日本で現地の言葉を
出来るだけ学んで行くことです。あとはその人の適応性だけが問題

です。60歳を過ぎて海外に住んでみようと考えるあなたなら、
心の柔軟性においてはなんら問題はないと思います。人生を存分

に楽しまれてください。 Bon voyage!