今回と次回2回に分けて、益々盛んになってきている留学について
書きます。留学と一口に言っても様々なケースがあります。

入学の時点で一定の語学力が求められ、その語学力がない場合は入学
が許可されない大学・大学院への留学と、語学力の習得が目的であり、

入学の時点では全くの初心者でも入学が可能な語学学校への留学が
あります。高校への留学は、もちろん現地の高校生たちと同じ学習を

するのですから、授業についていくためには相当高い語学力が求め
られますが、数学などは日本の一般の高校生にとっては易しいという

事もあり、入学前の語学力だけで留学が可能か否か決まるわけではなく、
むしろその高校生の異文化への適応力のほうが、出発時点での生徒の

英語力よりもより大切だと思います。

 今回は主にアメリカの事情を書きますが、アメリカの大学へ入学
する場合、多くの日本の若者たちは、彼らの語学力が不十分なので、

殆どはまず、私立の語学学校か大学付属の語学学校に入って、大学
の授業についていくための英語力を身につける勉強をします。

それでアメリカの語学学校の初級から中級レベルのクラスは、何処も
半分以上は日本人の生徒で占められることになります。およそ15人

程度が一クラスの生徒数ですが、それらのクラスでは少なくても7・8人
は日本人の生徒です。上級クラスやビジネスクラスには日本人は余り

いません。何故そのような状況が生まれるのか、それは多くの英語
ができない初級レベルの日本人の生徒が、斡旋業者を利用して、

語学力がないままアメリカへやってくるからです。そして彼らも
真面目な生徒は、1・2年、語学学校で勉強すると普通は中級レベル

まで行きます。そしてその後は、大学の学部へ進学します。実は、

その程度の英語力で大学の授業を受けるのは大変ですが、真面目に
コツコツ頑張る生徒なら、もちろん大学によりますが、時間をかけて

単位を取って卒業できます。しかし、一般に一流と言われる大学は
入学に必要なTOEFLの点数も高得点を求められ、入学も卒業もそれほど

簡単ではありません。卒業の単位を取れず途中でドロップアウトする
生徒は多いです。そのように苦労は多いですが、その苦労を乗り越える

なら、留学には素晴らしい面がたくさんあります。

 来週は「留学 part2」として大切な時間とお金を使う留学が実り
多いものとなるためのアドバイスを書きます。