ベネッセコーポレーションが中学2年生を対象に実施した英語
学習の実態と、英語・外国に対する意識調査によると、英語が

苦手と感じている中学生は61.8%もおり、その中の77.7%の生徒
たちは、中学1年の後半までに英語を苦手と感じていると発表され

ています。しかもその中学生たちは、小学校の時の英語に対して
75.2%の生徒が「内容が簡単だった」、70.7%の生徒が「楽しかった」

と感じていたとのことです。さらに彼らは中学1年の初めの頃に
最も英語学習に対してやる気が高かったということです。なぜその

ような楽しい経験をし、やる気のある中学生たちが、1年もしない
内に英語に対して苦手意識を持つようになるのでしょうか。そして

さらに驚いたことには、英語学習につまずいた原因として「文法
が難しい」と答えている生徒が78.6%もいることでした。私たち

のスクールでは日本に居ながら英語を習得するための最良の手助け
をしてくれるのが文法だと考え、英語を聞いたり、話したり、

読んだり、書いたりするコミュニケーションの手段として、英語
を運用するために文法を使っています。英語を習得するために

文法は、足の骨を折った患者がリハビリテーションのために用いる
松葉杖や平行棒と同じ様な働きをし、足が丈夫になると松葉杖や

平行棒が要らなくなるのと同じように、文法の知識を使って英語
を繰り返し運用していくと、意識としては文法を必要としなく

なってくるのです。それともう一点は、149号のコラム「小学校
でなぜフォニックスを教えないのか」でも書いたのですが、綺麗

な発音と文字が読めるようになるために、中学校でもフォニックス
を最初に教えるべきです。文字が読めずに外国語である英語を日本

で習得しようと言うのは、無謀を通り越して、英語嫌いを大量生産
しているのと同じです。英語を苦手としている中学高校生は、

たいていが英語を上手に読めないのです。言葉の習得は聴くこと
から始めて話せるようになる音声言語から入り、それから読む

ことを習い、書ける様になって行きます。私たちのスクールで
行うコミュニケーションの手段を獲得することを目的とする英語

学習では、このインプットからアウトプットへ、そして音声言語
から文字言語へと進む言語習得の過程を丁寧に踏んでいきます。

すると英語学習は当校の生徒たちにとっては、大変楽しいワクワク
する経験となって、教室には常に笑い声が絶えません。多くの

中学生たちにそのような経験をして欲しいものです。