体操選手の内村選手や白井選手が行うアクロバティックな技を見ていて、いつも思うのですが、あのような人間業とは思えない演技をどのようにして彼らは出来るようになったのか。そしてその疑問への答えは、彼らは「出来ると思った」から出来るようになったんだというものです。

彼らが「出来ない」と思ったのではなく、「出来る」と思ったことが、成功への第一歩だったという、当然といえば当然な、当たり前の答えでした。ここで少し飛躍するように聞こえるかもしれませんが、英語が話せるようになるためには、「自分は英語が話せるようになるんだ」

と思わなければ話せるようにはなりません。まず最初の一歩は「自分は話せるようになる」と思うこと。そして体操競技と同じように、現在の自分が出来るレベルの一段上に目標を設定して、そのレベルに達するまで練習すること。そしてその一段上のレベルのことが出来るようになったら、

さらにもう一段上に目標を設定して、そのレベルに達するまで努力を続けること。この努力を続けるためには「自分は出来るようになる」と思うことが大変重要です。「自分は出来るようになる」と思わない限り、この努力を継続することは困難です。

そしてその次に大切なことは、「英語が話せるようになる」と思えたら、それを実現するために、英語を使う機会を持つことです。それが一つ上のレベルに達するための練習ということです。1回の練習では目指す一つ上のレベルには到達しませんから、繰り返しの練習が必要になります。

このように考えてくると、英語の学習はスポーツや楽器の演奏の訓練と共通性があります。どちらも指導者について習い、習ったことが出来るようになるまで繰り返し練習して、それが出来るようになると、さらに一つ上の技を習い、その技を習得するために、さらに練習を重ね、自分が出来ると考えたレベルまで

練習或いは学習を続け、上達していきます。一郎選手はこれまで何回バットを素振りしたのでしょうか。彼のような超一流を目指さなくても、自らの目標を掲げ、体が覚えるまで繰り返し練習することが大切です。さらに継続するためには練習の過程を楽しむ工夫も大切です。

一段階、上達したら自分に褒美を与えましょう。楽しく学ぶこともとても大切ですから。

                                          祷 治満