10月に入ったある日の教室での生徒達との会話です。
私:「今日から衣替えですと、外国人講師に話しました。」
生徒A:「ええすごい。それどのように英語で言ったん
ですか。」
生徒B:「衣はclothesですか。」
生徒C:「それならMy clothes changed today.
はどうですか。」
私:「悪くないけど、何か洋服が勝手に変わったみたい
だね。I put on a little warmer clothes today.
これでどう。」
生徒A:「ずるい先生。それなら私でも言える。」
私:「I put away my summer clothes yesterday
because the hot summer finally has gone.
これでもいいよ。」
生徒B:「簡単だね。みんな私たちが知っている単語
じゃん。」
私:「英語を話すことは簡単です。要するに日本語から
英語に直訳するのではなく、日本語では主語が
省略されている場合が多いので、主語を考えて
その主語が行う動作を文意が伝わるように単語
を選択するだけです。」
ある日、入会して英会話を始める決意をしたやる気
満々の50歳代の女性の生徒がいました。彼女は目の前
にいる担当の外国人講師に自分の気持ちを伝えたくて、
私に聞いてきました。
生徒:「どうぞ宜しくお願いしますって、何て言うん
ですか。」
私:「I will do my best. とかPlease teach me well.
でどうですか。」
これもおなじです。「どうぞ宜しくお願いしますには、
主語が無いから英語にならないのです。ですから繰り
返しになりますが、主語+動詞という発想で英語を話す
と、言いたいことがもっとスムーズに言えるようになり
ます。皆さんも試してみてください。