国際共通語としての英語

アメリカ人やイギリス人やオーストラリア人等、英語を母語
として話している人びとは世界中で約4億人です。そしてインド

やシンガポールのように英語が公用語として使われている国の
人々や、外国語として英語を使っている人々の数は十数億人と

言われています。ということは、私たちは英語を母語としない
人々と英語を使ってお互いにコミュニケーションをはかる機会の

方がはるかに多いわけです。その場合、大切なことはネイティブ
のような発音でもなく、ネイティブだけが使うようなイディオム

が使えるかでもなく、自分が言いたいことが相手に正確に伝わる
か否かということです。相手とコミュニケーションをとるために

は、RとLを正確に発音できるよりも、正しい語順で話す方が
ずっと大切です。よく例に出されることですが、riceの発音が

liceになっても、レストランで虱を注文する人はいませんから、
実際上はたいした問題になりません。コミュニケーションは、

状況理解、知識、経験、身体表現、相手への好意など、言語以外
の様々な要素が組み合わされて成立するのです。また、どんなに

流暢に喋っても、内容のない会話よりも、例え少々拙くても、
内容のある面白い話に人は耳を傾けるのです。フランス人は

フランス語訛りで英語を話しますし、イタリア人はイタリア語
訛りで手を盛んに振りながら英語を話します。それは当然のことで、

ネイティブのように英語を話すフランス人やイタリア人はむしろ
軽く見られがちです。そろそろ日本人も日本人らしい英語を話す

ことに自信を持ってもよいのではないでしょうか。また実際その
方がより英語が通じますし、コミュニケーション能力も上達します。

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