学び上手な生徒

語学が上達していく生徒は上手に学んでいます。今日は、その
上達する学習法について、フランス語を例に書きます。参考に
して下さい。

一般的にどんな言語にも共通して言えることですが、外国語は
動詞が使えるようになったら上達します。フランス語の動詞は、

主語の人称によって語尾が変化していきます。これを動詞の活用
と呼んでいるのですが、レッスンでは新しい動詞が出てくるたびに、
動詞活用の口頭練習をします。そして次回のレッスンで前回、

学んだ動詞の活用が習得できているかどうか確認するために、
生徒に動詞の活用を言ってもらいます。語学習得が苦手な生徒は

ここで、消極的になります。理由は上手く出来ないからです。
そしてその上手く出来ない理由は、お家での練習が充分でないからです。

これはじっくり考えて答を出すような問題ではありません。
掛け算九九と同じように、考えずにスラスラ出てこなければ言葉

として使い物になりません。学び上手な生徒は、ここでニコッと
して、練習してきた成果を見せる良い機会を貰えたとばかりに、

積極的に動詞を活用していきます。そしてさらに学び上手な生徒は、
教師にやってくるようにいわれた動詞の活用だけでなく、学んだ

それらの動詞を使って何とか自己表現を試みようとするのです。
もちろんその試みの過程で間違いを犯したりしますが、学び上手

な生徒は学ぶ過程での間違いを気にしませんし、むしろ可笑しな
間違いをして、皆を笑わせたりして自分も楽しんでいます。五百、

六百の単語を知っていても何も喋れない生徒もおれば、百、二百
の単語を上手に使って楽しい会話ができる生徒もいるのですから、

言葉とは面白いものです。皆さんもどうぞ心をオープンにして、
外国語を学ぶ過程を楽しむ、そのような学び上手な生徒になって
ください。

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