トロヤの遺跡やミケネの遺跡を発見発掘したシュリーマンですが、
ビジネスマンでもあった彼は、18ヶ国語をマスターしてその

言語能力を古代研究にも役立てましたが、彼の古代研究の実現
を可能にした富を彼に築かせたのも、彼の外国語運用能力でした。

今日は、「古代への情熱」と題されたシュリーマンの自伝から、
彼の外国語学習法を抜粋して紹介します。彼の自伝は外国語学習

とは関係なくても、単なる読書経験としても面白いですから、
興味ある方は「岩波文庫」から出ていますので、読まれてください。

シュリーマンの外国語学習法とは以下の方法です。

1.非常に多く音読すること。
   シュリーマンの声高な暗誦は、隣人たちを悩まし、
   家主に苦情を言われて、彼はロシア語の習得中に、
   2回住居を変えなければならなかったそうです。

2.決して翻訳しないこと。

3.毎日1時間学習すること。
   彼はあらゆる瞬間を学習のために利用しました。
   英国教会の礼拝にいつも2回通い、説教を聴いて、
   それを口真似したり、郵便局で待つ時間にも常に
   何かを読んでいました。

4.常に興味ある対象について作文を書くこと。

5.自分の作文を教師の指導によって訂正すること。
   彼は、教師を雇い、年収の半分を学習のために使いました。

6.前日訂正された作文を暗記し、次のレッスンで暗誦すること。
   ロシア語を学んでいた時、教師が見つからなかったので、
   ロシア語を一言もわからないユダヤ人を週4フランで雇って、
   彼のロシア語の暗礁を聞かせました。

 ドイツ人であるシュリーマンは、上記の学習法でまず最初に英語を
6ヶ月でマスターして、次に同じ方法で、フランス語をこれまた6ヶ月

でマスターしました。そしてその後は、オランダ語・スペイン語・
イタリア語およびポルトガル語を流暢に話し書くことが出来るように

なるために、6週間以上を必要としなかったそうです。次回の
コラムは、上記の学習法をより現代的に生かす方法について、

より具体的に解説し、効果的な学習法を提案したいと思います。
楽しみにしていてください。