スクール経営

良いスクールが無いなら自分で作ろうと、自らスクールを立ち上げ、
15年が経ちます。この間、様々なことがありましたが、最も楽しかった

ことは、多くの素敵な人々に出会えたことです。私自身も語学教師
として教えてもいますので、英語やフランス語・日本語を学ぶ

素晴らしい生徒達に出会いました。そして、世界中の国々から
日本に来て、当スクールで語学を教えてくださった外国人講師の

方々との出会いも、これまた楽しく忘れられないものでした。
自分の外国暮らしの体験から、家庭の味を味わっていただこうと、

母国を離れて外国暮らしをている講師たちを、度々、狭い我が家に招き、
一緒に食事をしたのは、妻にとっては準備や経済的にいろいろ大変

だったと思いますが、私にとってはとても楽しい時間でした。
帰国してからも、今でもずっと交流が続いている人々もいます。

 一方、スクールを経営していて最も大変なことの一つは、講師の
先生方のトレーニングです。私以外の先生方は全員ネイティブですが、

多くは言語学や外国語として母国語を教える専門家ではありません。
たとえTESOL,TEFL,CELTAなどの外国人に英語を教える資格を

持っていても、外国での実際の教授経験が少ない講師には、
トレーニングなしにはそれ程多くのことを期待できません。

そして英会話のネイティブ講師たちは、学んでいる生徒達の母国語
である日本語の構造や特性については殆ど何も知りません。採用時に、

単にネイティブというだけで、教えるための何の知識もスキルも
待たず、長期的なヴィジョンもない外国人講師に出会うことは

容易いですが、日本に少なくても3年以上滞在する意図を持ち、
プロの語学講師として日本で生活する意思のあるネイティブ講師

に出会うことは、簡単なことではありません。むしろ稀な事です。
ですからどうしても彼ら彼女たちには、語学講師として母国語を

日本人に教えるためのトレーニングが必要かつ大切になってきます。
学ぼうとする意欲があり、他人の気持ちが分かる人はよい講師と

なっていきますが、残念なことにその二つがない人は、語学教師
としては失格です。しかも他者の気持ちが分かるという能力は、

大人になってから習得することは困難ですから、トレーニングも
余り上手くいきません。もし、間違ってそういう外国人講師を採用

した場合は、生徒を大きく減らす原因となり、採用者である私の
大失敗となります。

 その次にスクールを経営していて大変なことは、お金がないので、
宣伝費を余りというより、殆どかけることが出来ないことです。

小さいスクールは何処でもそうだと思います。実際、新規の生徒
の入会も口コミが多いのですが、この口コミは費用がかからず

大変ありがたい反面、どうしても伝わるのに時間がかかることと、
地域的にも人数的にも限界があることなどが難点です。

でも大変幸いなことに、最近はホームページを見て、体験レッスン
を希望する生徒が増えてきました。これは私たちのような小さい

スクールにとっては大変嬉しいことです。ホームページをみて貰う
ために、SEO対策などのインターネットの勉強は必要ですが、

対策を自分でやっている限りは、費用は殆どかかりません。
自分で手に負えないときは、ITに詳しい生徒に助けて貰っています。

私たちのスクールのホームページも殆どを生徒に作って貰いました。
素晴らしい講師がおり、宣伝が上手くいき、誠実な経営を行っている

スクールは、生徒に支持され、これからも伸びていくと思います。
私たちもそのような優れた語学スクールの一つでありたいと願って、
今後も日々、努力し、進歩していきたいと思っています。

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