2010年1月~3月期決算で営業利益が前年同期比32%増の
129億円、経常利益も同9%増の126億円となり、2年連続
で過去最高を更新した楽天は、5月13日に社内の公用語を
英語にしたことを明らかにしました。三木谷社長は「サービス
会社で世界で成功した会社があまりないのは、英語が話せない
ことが問題ではないのか。コミュニケーションを英語にすること
で本社を国際化する」と、その目的を説明しています。また、
思わしくない経済状況の中で、利益を確保するために経費削減を
迫られている企業は、国内での新卒社員の採用を減らしていますが、
将来の会社発展に必要な優秀な人材を確保するために、海外での
採用は活発に行なっているとの新聞記事が、先日、出ていました。
ある程度、物質的な豊かさを実現し、少子高齢化で人口が減って
いき、マーケットが縮小していく日本を出て、世界のマーケット
でビジネスをしていかなければ、これからの日本の会社は展望が
持てないのです。でもこれは逆に言えば、自動車・鉄道・原子力
など物作りで高い技術を持っている日本の企業は、英語でビジネス
が出来れば、いくらでもこれから伸びていくことを意味しています。
そのような理由で、これから発展していく日本の企業は、世界中から
優秀な人材を集めてビジネスを行なっていくでしょう。そのため
には、社内の公用語が英語になっていくのは必然の流れでしょう。
私たちはそのような時代に生きていることを認識して、使える
英語を習得しましょう。これからの社会で求められるものは
コンピュータスキルと英語力、それに優れた人間性だと思います。
それを肌で感じているビジネスマンやウーマンが多くなり、私たちの
スクールでも、ビジネスで英語を使うことを目的として学びに来て
いる大人の生徒数が増えているのだと思います。