英語が出来る親たちが子供に求める英語力

 これまで35年間英語教室を運営及び教授してきましたが、この間に感じてきたことや子供に英語を習わせる保護者の考え方の変遷について記したいと思います。1990年代から2000年

代の初めごろまでは、保護者自身英語が出来ないので、グローバル化が進んでいきつつあるこれからの社会では、英語が出来ないよりは出来た方が子供の将来にとって良いからという理由

で、子供に英語を習わせている保護者が多くいました。その頃は日本経済も元気で円高の影響もあり海外旅行をする日本人も多く、また外国資本の会社が日本に多く進出した影響もあり、

子供に英語を習わせようという機運が一般の親にもありました。しかし2011年3月9日の東日本大震災以降、日本の経済力にも陰りが見えてきたころから、教室に英語を学びに来る生徒た

ちの親自身英語が出来、海外留学や海外赴任の経験があり、実際に仕事で英語を使っており、「子供が社会に出てから使える高い英語力を身に付けて欲しい」と考え、教室で子供に習わせ

るケースが多くなってきました。その「高いレベルの英語を習得させたい」という願いを実現するために、私たちは教室での英会話指導は教室でのレッスンだけではなく、インターネット

を駆使して英語を聴いて、話せて、読んで、書ける指導へと変化してきました。その成果が中学生で英検2級合格、高校生で英検準1級合格と言う成果へつながっていると思います。

しかも生徒たちや保護者の意識は単に高い級の英検合格が目標ではなく、「将来、留学や仕事で英語を使いたい、使って欲しい」という考えです。時代はこれからも進化し変わっていきます。

これからも時代の変化を見据えてより良い英語教育を目指して私たちも変化し向上していきたいと思っています。
             祷 治満

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