ひとつの外国語を習得するのに求められる必要学習時間は、一般的に2千時間と言われています。これは毎日1時間学習するとしたら、約5年5か月掛かることになります。従って多くの成人の外国語学習者は「勉強する時間がない」「使う機会がない」「続かない」、この三ない主義により、見事に脱落者となっていきます。

 では学習外国語が母国語として話されている外国に住んで言葉を学んだらどうでしょうか。ほとんどの人が1・2年の内に基本的なことは話せるようになります。それは外国では1日24時間寝るとき以外は外国語の学習時間となります。たとえば外国で生活しながら1日8時間、外国語を使うなら1年で大幅に2千時間を超え、2,920時間の学習時間が確保できます。学習言語を使う機会は毎日あるどころか、逆に生活していくためには毎日言葉を使わざるを得ません。しかもそこで生活している限りその学習言語を使い続けなければなりません。

このように外国語が母国語として話されている国に住んで外国語を習得することが、いかに効率的なことであるかが理解できると思います。

 それで本日は日本に住みながら、上記の三ない主義に陥らない学習法を紹介したいと思います。それが紙のノートでも、タブレットやスマホでも構わないのですが、必要な事を学習している外国語でメモすることです。会議のメモ、約束事のカレンダーのメモ、買い物のメモ。内容は何でも構いません。スペルの間違いは気にしません。わからない単語は日本語との併用でも構いません。大切なことは唯一、日時を入れることです。これで「勉強する時間が確保できます」。「使う機会が確保できます」。「毎日必要があるので、続けざるを得ません」。

 英会話スクールに通ったり、テレビでの外国語放送を視聴したり、スマホでのユーチューブを始めとしたネットでの視聴などの学習に加えて、上記の外国語でメモを取る習慣を日々、実行してください。あなたの外国語学習は確実に成功することでしょう。