英語圏の日本人学校からの小学生の帰国子女を最近、数名面接しました。現地校やインターナショナル校に通っていた帰国子女は、英語能力に関しては、現地の同年齢の子供たちとほとんど同じ程度の英語能力を身に付けています。しかし日本人学校に通っていた子供たちの英語能力は千差万別です。

一応、海外日本人学校でも週3時間程度は英語の授業があるのですが、学校外で私費で現地の英語の家庭教師を雇って、自宅で週1回・2回学習してきた子や、現地の社会に家族ぐるみ溶け込んで生活してきた子、または学校の英語の時間以外は英語に接する機会を持たなかった子等々、様々です。

一般的に言えることは、彼ら彼女たちは、当校の帰国子女のコースに入るには、英語力が足りず、また、一般の小学生の英会話コースに入って学ぶには、レッスンが優しすぎるという中途半端な位置にいます。それで英語能力だけで判断して、低学年の帰国子女のコースに高学年の帰国子女を入れても、あまり上手くいきません。

私たちの帰国子女コースのレッスンカリキュラムでは、主に会話を中心として展開し、リーディングとライティングは年齢に合った原書を貸し出し、家でそれを読んでくることと、毎日、日記か読書感想文を英語で書いてきて、それを毎週提出してもらい、翌週までに担当講師がその課題を添削して返却します。

言語能力の向上には、読書と作文が大切ですが、それをレッスン中に行うと会話の時間が十分とれないので、リーディングとライティングは課題とする教育カリキュラムを組んでいます。今回、帰国子女クラスレベルには少し足りず、一般のクラスのレベルよりは高い英語力を持っている、

小学生の特別クラスを開講することにしました。これで、生徒の英語力と年齢に合わせた、より柔軟な英語教育が実施できるものと思います。

                                    祷 治満