TOEIC

 前回のコラムで「英検」について書いたので、今回はビジネスマン
や大学生に支持され、2004年度の受験者数が143万人余りの「TOEIC」

について書きます。

 多くの企業が昇進や海外派遣の人事にTOEICの点数を活用
したり、大学生にとってはTOEICの点数が就職活動での大きな

武器となっている背景があり、今後も受験者数は増えていくと
思われます。外資系企業の進出や業務のグローバル化に伴い、

社内の文書や連絡、外部との交渉は英語で行われるという企業も増え、
日産自動車のように社内会議は一人でも外国人が入ると英語で

行われるという企業もあります。英文のビジネスメールで交渉したり、
インターネット上の英語情報を入手したりと、企業にとっては益々、

英語が使える人材が必要となってきており、その人材の育成手段
としてTOEICを月1回実施している企業もあります。

 大切なことは英語を使って仕事をする能力の向上であり、TOEIC
の点数を上げることではありませんが、先ほど書いたように昇進や

人事に絡んで、ある一定の点数が必要な人もいるでしょうから、
どのようにしてTOEICの点数を上げるかについても書いておきます。

でも繰り返しますが、TOEICはあくまでも英語の運用能力向上
のための手段であり、目的ではないということは肝に銘じておいて下さい。

 皆さんご存知のように、TOEICの問題はリスニング100問と
リーディング100問、計200問で構成されており、これを2時間

でこなして、10から最高990の点数で英語力を評価します。
まず500点以下の人は、基礎文法を徹底して学ぶことと、基礎的

な単語力3000語〜5000語を習得することです。この基礎的
な学力を付けずにTOEICの問題集をどんなにこなしても遅々として、

英語力も点数も上がりません。このレベルの生徒は、言語学の
知識があり、教えることが上手な日本人の先生に習うことを奨めます

 次に500点以上の人は、リスニング学習と速読の練習をしてください。
つまり日本語に訳さないで英語をそのまま理解する能力を習得する
必要があるのです。このレベルの生徒でしたら、単なるネイティブ

というだけで英会話を教えている外国人講師ではなく、言語学や
英語教授法を習得している外国人の先生に学ぶことを奨めます。

 英会話が出来る人が羨望の眼差しで見られたのはもはや昔のことです。
いまや、英語ができて当たり前、その英語で何が出来るか、それが

問われています。英語だけできても余り使い物になりません。
何でもいいですが、専門的な知識や技術があり、さらに英語ができれば

あなたの世界はいっぺんに広がります。地道な努力を日々重ねて
いってください。そのような人々を応援していきたいと想います。

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